


公益財団法人兵庫県園芸・公園協会は、都市公園等の健全な利用を図るとともに、花と緑を育てる
技術及び公園緑地に対する愛護精神の普及啓発を促進しています。そしてこれにより、園芸及び公園緑地事業を振興し、
兵庫県民の生活に安らぎとゆとりをもたらし、明るく潤いのある社会の創造に寄与することをその設置目的としています。
事業としては、「都市公園運営事業」、「花緑施設運営事業」、「花と緑のまちづくり事業」を3つの柱とする公益目的事
業と、これに関連する収益事業等を実施しています。
昨年5月に元号が令和に改められ新しい時代の幕が開けられました。兵庫県が目指す新時代にふさわしい「すこやか兵庫」の実現に向け、当協会もこれらの事業を通じてその一翼を担っていきます。
昨年は明石公園を主会場に、明石城築城400周年記念事業として春は「桜」、夏は「光」、秋は「観月と能」をテーマに季節ごとに多彩なイベントが繰り広げられ、約303万人の皆様にお越し頂きました。ご支援を頂きました皆様には心より感謝申し上げます。この記念事業で創出された賑わいを一過性のものとしないための取り組みを進め、恒常的な賑わいづくりへとつなげていきます。
さて、昨年11月に中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大防止のために公園運営は難しい対応を求められています。
今月7日には新型インフルエンザ等特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令され、本県全域も対象の一つとされました。こ
れにより、不要不急の外出自粛が強く求められています。このような中にあって、「密閉」、「密集」、「密接」のいわゆる
「3つの密」がウイルス感染を起こしやすいという認識が広まり、その結果、開放的空間を有する公園は安全な場所であると
して多くの方にお越し頂いています。このような外出自粛が求められる時期だからこそ、予防措置を十分に講じた上で、運動
不足やストレスの解消等に有用な公園機能を発揮すべきとの認識の下、協会職員一丸となって公園運営に取り組んで行きます。
また、「Stay Home」が求められる今こそ、家族団らんの象徴であり、ストレス軽減の効果がある花の価値
が再認識されるべきときだと考え、家庭への花の持ち帰り運動を提唱して行きたいと思っています。少しの経費で贈られる
人も贈った人も笑顔にできる花を家庭に買って帰りましょう。
令和2年4月
公益財団法人兵庫県園芸・公園協会
理事長 石井 孝一
|
名称 |
公益財団法人 兵庫県園芸・公園協会 |
目的 |
兵庫県内の都市公園等の健全な利用を図るとともに、花と緑を育てる技術及び公園緑地に対する愛護精神の普及啓発を促進し、園芸及び公園緑地事業を振興することにより、兵庫県民の生活に安らぎとゆとりをもたらし、明るく潤いのある社会の創造に寄与することを目的とする。 |
役員等 |
評議員9名、理事13名、監事2名(令和2年6月30日現在) |
基本財産 |
82,208千円(令和2年3月31日現在) |
事業 |
(1)兵庫県内の都市公園等の管理運営
(2)兵庫県内の都市公園等に係る施設の設置及び管理
(3)公園緑地及び花と緑を愛する思想の普及
(4)公園緑地事業に関する調査研究並びに景観園芸その他の業務の指導及び受託
(5)花と緑を育てる技術の研究、指導及び相談
(6)公園緑地事業に関する講習会、研究会、展示会、その他催し物等の開催
(7)花と緑を育てる組織の育成及び指導
(8)体育施設、展示施設の設置及び管理並びにスポーツ及び野外活動の振興
(9)その他前条の目的を達成するために必要な事業 |